『A』に続いて鑑賞。これ又、大々的には決して報道されることのない貴重な映像ばかり。
興味深かったのは、オウム信者追放を叫んでいた住民団体が、徐々に信者に情が移り、友好的なご近所関係を築いていく場面。住民曰く、教団から脱退さえすれば何の問題もなく、彼らを受け入れるとのこと。オウム信者の監視小屋を、住民と信者が協力して解体するという光景は何とも奇妙だった。
5年前まで大学馬術部の同期だった若いオウム信者と報道記者が、久しぶりの再会を果たし、言葉を交わす場面も印象深い。なぜ歪曲報道ばかりする職業についているのか、なぜ凶悪犯罪を起こしたカルト宗教団体に所属しているのか。友人として互いへの気遣いは見せながらも、相手の活動については完全にすれ違う。2人の間に存在する見えない壁は、とてつもなく高いように見えた。精神的に堪えた。
キティちゃん。進研ゼミ小学講座。
134
