田中絹代の監督作品の一つであるこの作品では、キリシタン大名高山右近と千利休の娘であるお吟の恋愛が描かれる。
ただ、お吟さまの恋い慕う人への切なる情熱的な思いと、自らが政治や権力社会で利用されることへ…
有馬稲子と岸惠子、月丘夢路と三宅邦子の視線のやり取りがすごく良かったな。有馬稲子、どんどん声が良くなってた気がする。冒頭特にだけど、青がとても綺麗。濃く、鮮やかでめちゃくちゃ綺麗。舟の上での茶会の時…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
江戸の茶人・千利休の次女『お吟さま』の悲恋の生涯を描いた、昭和の文芸映画。女優・田中絹代の監督第6弾にして最後の監督作で、タイトルロールを有馬稲子が演じています。
利休の娘・お吟(有馬稲子)が、摂…
【詳述は、『女ばかりの夜』欄で】映画史上、最も完成された1本だが、宮島リードの魂の欠けた作とも思わない。奥深くで周りを消し尽くした、最もストレートな人間の感情の、曲がりようもない力が手にとれる(より…
>>続きを読む「散ってから初めて貫ける想いの強さも有るのです」
田中絹代監督作品。
女性監督だからこそ、絹代だからこそ、女の撮り方魅せ方が上手で、有馬稲子の新しい魅力が堪能出来る。上品な色っぽさ。
話し方からな…
有馬稲子が恋する仲代達矢がほんと食えなくて、途中までは有馬稲子がかわいそうだしなんだかなと思って見ていたら、突然のあれな展開。
穏やかな表面の下に情熱が秘められていたんだと思うと、心にグググッとき…
利休の義理の娘であるお吟(有馬稲子)を主役として、高山右近(仲代達矢)への恋の行方を描く
んんーー、ちょっと期待していたんですが良くなかった、ストーリーが面白くないのかなぁ?演出が悪いのか?
田…
1962年田中絹代監督。利休の養女お吟の恋。お吟に有馬稲子、彼女が恋い慕う高山右近に仲代達矢、そして利休に中村鴈治郎二世。さらに利休の妻りきに高峰三枝子と美女が並んで眼福。中村鴈治郎の"父親"利休……
>>続きを読む松竹株式会社