端正でありながら情感豊かに紡がれる悲恋物語。愛と信仰、権力に翻弄されつつ信念を貫くお吟。一途な姿が凜として映る。逃げ込んだ茶屋でお吟の脚のけがを手当する右近、そして互いの告白がせつなくも官能的。4K…
>>続きを読む新年一本目。冒頭の夜の青さに驚く。『マッドマックス怒りのデスロード』を優に越える青さ。遠目でも分かる千利休役の中村鴈治郎の「日が登りまする」は明らかに日を背に言っている。キリシタン大名というエキゾチ…
>>続きを読む(4Kデジタルリマスター版)
撮影は良かったが、脚本がキツかった。ベタな少女漫画のような結論ありきの恋愛話でヒロインの想いを理解し難く、ともすればストーカーにしか見えない。
ヒロインの想い人(仲代…
田中絹代監督大会@早稲田松竹。
本年6本目。
4Kデジタルリマスターでは初鑑賞。
その鮮明な美しさに呆然。いったい、いままで(プリントで)観ていたのは、何だったのか。
特に、衣裳が筆舌に尽くしがたい…
黒澤や溝口の時代モノと違いそれほど遠い昔のこととは思えなかったのはできごとよりも感情の動きにフォーカスしていたからだろうか
時々現れるブチギレお吟さまの静かながら激しい怒り
文化人の矜持を見せる千利…
松竹株式会社