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イグアナの夜ののんchanのレビュー・感想・評価

イグアナの夜(1964年製作の映画)
3.8
テネシー・ウィリアムズの同名戯曲を名匠ジョン・ヒューストン監督がハリウッドの大人気俳優を使って映画化した作品❗️


スキャンダルを起こして教会を追方され、ツアーガイドとしてメキシコで働いている元牧師のシャノン(リチャード・バートン)。
アメリカのミッションスクールの女教師たちの夏休み旅行の添乗員になった。そのおばさん中心のグループに1人事情ありで加わっていた17歳のシャーロット(スー・リオン)が、あろうことかシャノンに熱を上げてしまう。引率者代表が、元牧師であるのに若い娘を誘惑したとして旅行会社に報告すると脅され焦ったシャノンは、予定のホテルではなく人里離れた知り合いのマキシン(エヴァ・ガードナー)が経営する安ホテルに連れて行ってしまう。そこに、美しい画家のハンナ(デボラ・カー)と祖父で詩人のノンノ(シリル・デレバンティ)もやって来て...


正に会話劇。演技力に掛かってくるわけだが、聖職者を追放された冴えない男なのに、未亡人のホテルオーナー、美しいオールドミス、若い女から何故かモテてしまうのは、どこか女心をくすぐる人間的魅力があるからなのか?
人間の弱み、情けなさ、生きる意味、愛することを描いている。

デボラ・カーは落ち着いた包み込むような理想の女性、エヴァ・ガードナーは、はすっぱだがデリケートで良い女という雰囲気を上手く演じていて魅せられた。
こればっかりは好みになるけど、情けない男を演じているとはいえ、どうも自意識過剰な人気俳優顔をチラチラ覗かせるようで、私には全く魅力的じゃなかったリチャード・バートンが残念😒


DVDは特典映像がお楽しみ💫
メキシコのほとんど人気のない離れ小島で撮影され、人気俳優同士でバチバチの火花が散りそうだったのをヒューストン監督が上手く操縦していたとか、当時リチャード・バートンの恋人だったエリザベス・テイラーが撮影にピッタリと張り付いている姿も見られました。エリザベスはエディ・フィッシャーと結婚していて、出演してもいないのになんとまぁ😲でも美しかった〜✨


お酒飲めないけど"ラム・ココ"って生ココナッツ🥥にラム酒入れてストロー差してるだけかしら?飲んでみたくなった😁

マラカス振ってるビーチボーイズと踊りたくなった🎶
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