Donguri5656

いぬのDonguri5656のネタバレレビュー・内容・結末

いぬ(1963年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

これぞ、ノワールっていうのだな!
なんて思いながら見ていたものの、
誰が何して、どうなってるか、最初は
よくわからず、つい、2回どおり
見てしまった。
(入替がない頃は、2回どおり
見たもんだったな、SWとか)

白黒との相性バッチリの陰影は、
やたらかっこよく、皆、語っている
ようでいて、本音が見えない妙な距離感
もクール。

その分、わかりやすい説明がないまま、
当たり前のように、多くの人の名前が
出てきたり、ズカズカ行動してるんで、
こちらが、[おいてけぼり]っぽく
なるんだろうなと思えた。

ラストのところも、拘置所?の
回想シーンだけでは、さすがに
わかりにくく、なんで急いでいるのか
ピンとこないもんね、

今なら、電話を受けたところで、
もう少し、わかりやすいリアクションや
説明がありそうな気がする。

2回目は、まぁ、いろいろ見えてきて、
逆に「あんたの思い込みが元凶だろうが。
どんだけ周りは、振り回されてると思って
んのよ」なんて、
ノアールという装飾が外れてしまい、
下世話な感想が湧いてきた。

今回、初メルヴィル。
なんか、突き放されてる感はあるよね。
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