Jordgubbe

エレファント・マンのJordgubbeのネタバレレビュー・内容・結末

エレファント・マン(1980年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

ジョン・メリックを演じたジョン・ハートさんが、ハリポタのオリバンダーさんと知ってびっくり。
色んな映画を知れば知るほど、ハリポタのちょい役が実はものすごい名優ってことが何度もあってキャストの豪華さに震える。



これが実話ということが、かなりつらい。
常に不穏な(不愉快な?)音楽が鳴っていたり、エレファントマンを人と思わないような人が入れ替わり立ち替わり出ていて、居心地の悪さというか、落ち着かなかったのは私がエレファントマンの視点から映画を見ていたからなのだろうか…。

最初なかなかエレファントマンの顔が出てこなくて、エレファントっていうぐらいだから長い鼻でも生えとるんかと思ったら、そうではなかった。

でもアンソニー・ホプキンスが妻に言った、「私は善人なのか、それとも悪人なのか?」って言葉は考えさせられたし、どちらとははっきり言えないと思う。
ただメリックのことだけを考えて病院にかくまった訳ではないし、でもメリックは衣食住を得られて人との関わりも持てて幸せって感じてて、、、
個人的には、自分のために泣いてくれるトリーヴス夫人のような人がいるって知れたことが良かったなと思った。


私は動物じゃない!
私は人間なんだ!!

耐えて耐えて耐えた後に出た力強い言葉が、刺さった。

あの最期は、メリックにとってきっととても幸せだったと思う。
Jordgubbe

Jordgubbe