愛慾（愛欲）の作品情報・感想・評価

かつての色男ギャバンが身を窶して、恋愛にのめり込む様を観るのはツラい。典型的なファム・ファタールによるノワールだが、あれだけ邪険にしておいて、田舎にわざわざ訪ねてくるバランの動機がいまいち把握できな…

　愛欲によって破滅していく男を描いた傑作。金や友情などの価値基準と対決させているところも面白い。
　冒頭レストランのカウンターに並ぶワインボトルから身支度をする夫人を映す横移動と焦点の移動が素晴らし…

勘違い男の一人発狂劇。

ってかさぁ、気付くだろ！
・手紙書いても書いても返事来ません
・他の男と映画来てます
・夕食の約束すっぽかされました
普通！ここで！気がないんだなと！わかる！！

それを気…

オープニングの流れも別れの列車のエンディングの離れ方もクライマックスの切り返しも抜群に巧い。「望郷」はジャン・ギャバンの映画だが、本作はミレーユ・バランとジャン・ギャバンふたりの映画だ。ギャバンの落…

「愛慾は追う側の一日を永遠へと変え、追われる側の一日を一瞬へと変える」とかの高名な誰それが言ったかどうかは知らんが、ツルツルテッカテカのジャン・ギャバン⤴︎がたかだか2年の間にシワシワヨッボヨボのジ…

ジャン・グレミヨン監督、【望郷】主演コンビに
よる、【ラブ・ストーリー】。

女たらしのリシュシアン（ジャン・ギャバン）は、何仏カンヌで、一目惚れしたマドレーヌ（ミレーユ・バラン）に夢中になってしま…

• #198円のジャン
• #ジャングレ監督開拓

『望郷』コンビ再び。
ファム･ファタール然としたミレーユ･バランの存在感、転落に伴うジャン･ギャバンの演技の変化が白眉。そんな二人の、つかず離れずの哀歓もこれまた絶妙。『獣人』での殺人シーンも艶かし…

2013年のフィルメックスにて。

まくりのやりチン軍人（ジャン・ギャバン）が悪女（ミレイユ・バラン）にハマって、親友を巻き込みながら堕ちてく話。すげー単純なのに超絶的に面白い。
オープニング、水面…