昼行灯

赤ちょうちんの昼行灯のレビュー・感想・評価

赤ちょうちん(1974年製作の映画)
3.8
ほんと、バカな若いカップルって感じ…ガキがガキ産むんじゃねえ堕ろせよなじゃなくてまずはお前が避妊しろよ…食い散らかした食器の後片付けもしないような22歳男性が産まれたての赤ん坊と2人で生活していけるのだろうか?普通にバッドエンドですよ🥹

秋吉久美子のだんだん狂っていく感じが見事にハマっていた。突然の妊娠に夫からの堕胎願い、近隣住人の嫌がらせに事故物件とそりゃあ狂うだろとしかいえないプロットだが、若き夫は気づかない。見た目的にも化粧が濃くなったり、ギャルになったりと色々異常だったし、行動的にも急に借金してベッド買ったりおじさんと日中過ごしたり様子がおかしかったけどな…夫は仕事して、家から帰ったらご飯食べてセックスして寝るだけだからわかんなかったんだろうな、そもそも妻がどんな性格だったかさえ。秋吉久美子は顔のパーツが全部小さめで色が白いから、儚い感じがあって、ちょっと化粧したくらいでインパクトがすごいからこの役にまさにあってた👏

ラストの鳥モチーフのオンパレード、ヒッチコックみが少しあった。特に頭上を鳥の群衆が飛び回るショットが数度に渡って挿入されるところとか。でもやっぱりいちばん怖いのはロリっぽい服を着た秋吉久美子が骨付きチキンを貪るショット……
昼行灯

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