2011年に財政破綻したデトロイトは、‘80年代には既に主要産業の自動車に関しては破綻していた。
それがこのロボコップの世界観なら、敗戦国日本を為替で押さえつけたアメリカ政府の失態だったと言える。
A.カーシュナーと言えば帝国の逆襲だが、大ヒット作の続編は制作費も増額され、そのテーマ性よりもエンタメ性が重要視される事を割り切った結果だと思われる。
マーフィーの苦悩もそこそこに、オムニ社にいいようにいじくり回されNuke教と闘わされる。
バラバラにされたり2号機との対決があったり等、戦闘シーンはスケールアップしたし、デトロイトのどうしようもなさも描かれていたが、マーフィーとオムニ社の対立軸はあまりクローズアップされてはいない。
続編への余白も考えられての事かも知れない。
記憶に残るタイプではないが、続編ってそういうものでしょう?
結構印象的だった子役のG.デーモンは、その後TV中心で‘06に引退したらしい。