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第三の男のFMLのレビュー・感想・評価

第三の男(1949年製作の映画)
5.0
映像、音楽、全てにおいて
圧倒的に完璧なこれぞ"フィルム•ノワール"
俺は間違いなくこの作品を
幾度も観返すことになる。

男女と恋愛と友情と善悪と
時代背景の齟齬を、
うっとりするほどスモーキーな質感と
お洒落でユーモアに溢れた
音楽と映像で映し出す。

"映画を観てる"というより、
"映画に魅せられてる"感覚。
必ず夜、部屋を暗くして、
いい香りのする煙を焚いて、
その煙の向こう側に
この映画を映してほしい。
ゆらゆら揺れる人の心がよりはっきり、
くっきりと浮かび上がることやろう。

『こんな話がある
ボルジア家の30年
争い続きのイタリアでは
ルネサンスが開花した
兄弟愛のスイスでは
500年の民主主義と
平和で鳩時計どまりさ』
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