歩葉戸路素

ショッカーの歩葉戸路素のネタバレレビュー・内容・結末

ショッカー(1989年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

U-NEXTで鑑賞
予備知識ぜんぜん無かったのだが…
めちゃくちゃ面白くて衝撃だった!!
なぜこのレベルの名作を今まで知らなかったのか逆に気になる程

この手のホラーは未鑑賞でもタイトルやあらすじだけは知ってる!という作品ばかりなのだが
『ショッカー』はタイトルすら今まで知らず偶然U-NEXTの関連作品(AI「お前こういう映画好きだろ?」)に出たから観ただけだった
概要に『電気があればどこにでも現れる!神出鬼没な殺人鬼!音楽や演出を活かしたバカバカしい展開に爆笑!』…と好奇心を掻き立てられる説明がなされていたのだが
マジで概要の通りの内容だった!

序盤の主人公の透視能力が発動して殺人鬼を認識できる展開から既にクソ面白いのだが
中盤から殺人鬼が電脳化してコンセントの中に侵入したりテレビから飛び出して襲ってきたり
なんでもありのハジケSFホラー展開になるの本当凄すぎる…!

主人公の顧問である黒人ラグビーコーチが中々頼もしい良キャラなのだが殺人鬼に人格乗っ取られてしまい、霊体化したヒロインが『乗っ取られちゃダメ!自分の意思で闘うのよ!』って言って謎の光線放つシーン大爆笑だった
これスターウォーズのダークサイドがどうのみたいなヤツのパロディなのかな?
終盤、主人公と殺人鬼がテレビ番組の世界を飛び回り電脳バトルする超展開は笑い通り越して感動してしまった…笑
戦争映画に入り込んだ殺人鬼が『ここはオレ様が馴染めそうだぜ』って言うブラックジョークが印象的
シリアスなシーンなのにコテコテのハードロックサウンドがガンガン流れるのも笑える

息もつかせない超展開に次ぐ超展開で全くダレ場が無い脚本とかなんだこれ天才的すぎだろ…って製作陣調べたら
監督は『エルム街の悪夢』や『スクリーム』の方だと知って納得
個人的に今年観た映画ベスト級の作品だと思う
こういうのが観たかったんだよ!!
歩葉戸路素

歩葉戸路素