次郎物語の作品情報・感想・評価

『次郎物語』に投稿された感想・評価

鮮やかな幕切れ。
日本家屋で展開するドラマを重厚なカメラワークで描写。
子供の成長ものらしからぬ風格のある演出

No.4108

清水宏監督は1903年生まれ、1966年没(享年63)、

小津安二郎監督も同じ1903年生まれ、1963年没(享年60)と、

2人はほぼ同じ人生。

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つよ

つよの感想・評価

3.0

小学校前の男の子。育った家から強引に生まれの屋敷に戻されるけど、育ての親への愛情もあり強情だったりうまくいかず…。
子供時代から波乱万丈。
預けなきゃ良かったとかもう来ないでとか酷いな。
整った顔の…

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くずみ

くずみの感想・評価

3.5

引きの絵が強い。ロケハン班大勝利。とりわけ日本家屋内でのカメラ移動が凄い。床や柱の艶と擦れは一朝一夕では得られないもので、旧家の重みの説得力が増す。
物語は定評あるビルドゥングスロマン。複雑な育ち方…

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こないだ観た『しろばんば』に似とる! 
箱根八里歌ったり、長距離歩くときは途中で服ぬいで置いてっちゃったり。
他にもあった気がするけど忘れちゃった。
O次郎

O次郎の感想・評価

3.7

実母と乳母と継母と... 
三人の母への気持ちに戸惑うセンチメンタルI・餓男映画


 昭和初期の文豪下村湖人による教育小説が原作で、映画化だけでも1941年・1955年・1960年・1987年の都…

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カカオ

カカオの感想・評価

3.3

日本映画専門チャンネルの蔵出し名画座にて鑑賞。


幼き頃より女中の一家で育ち、実の母親の家に戻ったと思えば、実の母親が亡くなり、実母の死後に新しい母親と暮らす次郎。また、親切な友達の姉も東京へ嫁ぎ…

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広めの日本家屋の室内をどのように撮るかを意識しているのだろうか、並行移動と俯瞰のショットが美しい。
その集大成としてのラストの追いかけあう親子。

街道を走る子ども、馬車を後ろから追うカメラは清水宏…

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小学生時代の次郎の目力が凄くて引き込まれる。昔はこの様な境遇の子どもが少なからずいたのだろうか。

今ではもう見られない日本の原風景のような田舎の景色が、どのシーンも素晴らしかった。
kty

ktyの感想・評価

4.0

1955年昭和30年の作品
士族の子供、次郎は幼少の頃病弱で女中のオハマに育てられた。大きくなり小学校に上がる頃、オハマに実家に連れて来られた次郎は、実の母に懐かない。

イガクリ頭の次郎は柴犬の子…

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