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かくも長き不在の先生のネタバレレビュー・内容・結末

かくも長き不在(1960年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ワンアイディアとして面白く仕立ててある。なんか劇っぽい演出だなと感じた。空間の使い方が良い。カフェの中での人の動きが良い。

記憶喪失についての理由も、おそらく頭の傷のせいと明かされるのも良かったし、奥さんが思いだそうとしてわざと思い出話を聞かせるところも良かった。

思い出して欲しいのか、本人なのか、はっきりしないが、大声で呼ばれて反射的に手を上げる仕草で本人なのだろうとうかがえる。

奥さんは結局、彼を夫として受け入れるラストで良かったな。でもなんかちょっと怖かった。また戻ってくる、冬になれば……のとこ。なんか怖い。
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