カールじいさんの空飛ぶ家のあつおのネタバレレビュー・内容・結末

かつての憧れを追い求める物語。
主人公カールと妻エリーは冒険が大好き。幼い頃から冒険家チャールズに憧れ、二人は趣味・思考が一致しているから意気投合。将来を共に過ごすパートナーとなる。世界旅行を夢見てお金を貯めるも、時間は過ぎるばかり。夢は叶わず、エリーは無くなってしまう。
そんなかつての夢を追うために、カールは家に風船を括り付けて世界旅行へ出かける。ピクサーらしい奇想天外な発想。飛行船と化した我に乗り、カールは夢見た土地へと向かう。
しかし、理想とは常に身の回りに存在するもの。ラッセル少年と様々な経験をする中で、人生そのものが素敵な冒険だったことに気付く。未来に希望を抱くことは、行動力を促進するため素晴らしいもの。しかし、自分が今までに経験した人生も捨てたものではない。その一瞬一瞬が輝きを放っているのです。限りある人生をより良く、そして今あるモノや経験に満足したいと思える映画でした。