あつお

アルマゲドンのあつおのネタバレレビュー・内容・結末

アルマゲドン(1998年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

自己犠牲の愛を描いた作品。
本作品は彗星が迫り、絶体絶命の状況まで追い込まれた人類の姿を描いている。その危機を脱するために選ばれたのが掘削坑の人たち。職人気質のある頑固な親父は、最先端の技術を用いるNASAのチームと協力する。物語の中心は親父とその娘、そして娘の彼氏A.J。親父は娘とA.Jの仲を当初認めていなかったが、地球を救うミッションのためには仕事を進めなければならない。そんな中、地球滅亡のタイムリミットが刻一刻と迫ってくる。いくつもの困難を乗り越えながら、最終的に惑星の核に穴を掘り、核爆弾を埋めるところまで到達する。しかし、核爆弾を作動させるためには、スイッチを手動で押さなければならない状況になる。リモートスイッチが故障してしまい、最後には1人が惑星に残り、命を犠牲にして爆弾を起動させる必要がある。その役をくじで引いたのはA.Jだった。しかし、親父はA.Jを地球に返すために、自らがその役割を引き受ける。人類を守るため、娘の彼氏を守るために、自分を犠牲にしてすべてを守ろうとする親父の最後の人間らしさに、視聴者は感動する。愛とは何か、人生とは何かを考えさせられる素晴らしい作品だった。また定期的に見返したいと思う。
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