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県警対組織暴力のazitarouのレビュー・感想・評価

県警対組織暴力(1975年製作の映画)
4.8
アバンから菅原文太が鮮烈な恐喝をかましてきてめちゃくちゃ引き込まれる。ほぼほぼ仁義なき戦いといえばそれはそうなのだが、警察が主役となったことで抗争、利権争いの構図に深みが増したのがデカい。相変わらずエネルギッシュなカネ、暴力、セックスに溢れており、その混沌の中でも菅原文太の渋さで引き締まる画が最高にカッコいい。腐敗した警察を象徴する事の顛末もどこか淡々としており、ノワールものとして一級品の面白さがある。こんにちわ赤ちゃんの使い方が日本一上手い映画。
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