このレビューはネタバレを含みます
尋常な心持ちでは、とても正視できない
感じだったな。
全編カオスとしか思えん。
最初こそ、ひとりツッコミしながら
見ていたが、宇宙ボタル捕獲の遊泳シーンで
もう、それも諦めた。
当時、子どもごころにも、
「見たらいかんやつや」と思った気がするが、
SFっぽいガジェットと
シチュエーションを除けば、
キャラのメンタリティをはじめ、
中身は、ほとんどチープな任侠映画のようで、
人物を、昭和のヤクザに
脳内変換でもしながらでないと、
精神衛生上、耐えられない
あまりに予想以上な内容だった。
そんな中、ビック・モローの声が若山弦蔵だったのは、救いだったな。
それに、千葉真一だけは、どんな格好をしていても、千葉真一で、妙に安心できた。
一方で、志穂美悦子のキャスティングは、勇者側の方が良かったのではないかなとも思った。
『スター・ウォーズ』を下見しておいて、
これで出してくるというのもまた凄いな。
経営側が国内の客のレベルを
どう捉えていたか、なんとなくわかる気がする、だから斜陽となったんだろうけど。
『宇宙戦艦ヤマト』より後だし、『宇宙大作戦』は10年前に始まってるんだし、さすがに、これはどうなのか。
特撮部分は、頑張ってるな、とは思った。