イチロヲ

100発100中 黄金の眼のイチロヲのレビュー・感想・評価

100発100中 黄金の眼(1968年製作の映画)
3.5
軽やかに暗躍する百戦錬磨の殺し屋(宝田明)が、国際金貨の密輸団に肉薄していく。明朗会計な性格の殺し屋が危機的状況を乗り越えていく、シリーズ第2弾。

前作で有島一郎が演じていた老獪な刑事を、本作では若々しさ溢れる佐藤允がバトンタッチで演じている。適材適所で素早く順応してくれるため、「逆に面白味がなくなっている」という見方もできてしまう。

同時に、前作は日本語と外国語が縦横無尽に交錯するスタイルに醍醐味があったのだが、本作では外国語を日本語吹き替えでカバーさせている。そのため、国際色豊かな世界観を楽しむことができなくなっている。

その一方で、ダブルヒロイン(前田美波里&沢知美)のスレンダーボディと60'sファッションは見応え満点。彼女たちの一挙手一投足により、映像が華やいでいく感覚に浸ることができる。
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