Jordgubbe

トレインスポッティングのJordgubbeのネタバレレビュー・内容・結末

トレインスポッティング(1996年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

またまた、ずっと気になってたけど見れてなかった作品をやっと見たのやつ。


ずっとトレインスポッティングってどういう意味なんだろうと思ってたけど、
「"トレインスポッティング”とは一般的には鉄道おたくのことを指すが、エジンバラでは、ドラッグ中毒者が使われなくなった鉄道操車場を溜まり場にしていたことから、“ドラッグ中毒”を指す隠語として使われていた。」
と読んで納得。

ドラッグ中毒の人が出てくる映画は結構見た。それこそ暗くて重いティモシー・シャラメのビューティフルボーイとか。でも今作は終始明るくてポップな感じ。悲壮感とかはあんまりない。
赤ちゃんが亡くなったとこと、トミーが中毒になってどんどん落ちていくところぐらいかな…
でも赤ちゃんは天井這うしトミーもなんか子猫と一緒になので深刻だけどどこか笑えてしまうような部分もあったり。


20数年前だけど、今見てもなぜか新鮮な感じがした。時代を感じたのはテレビとユアン・マクレガーのピチピチヘソ出しTシャツだけ。

ユアン・マクレガーはすごいな〜
最初は病的な白さだし虚ろな目も怖いぐらいだけど、最後ホテルを出る前に鏡を見た時の顔の凛々しいこと!
あの顔はもうオビワンに片足突っ込んでた。
ヘロイン中毒からマスターまで、振り幅が異次元。

あのどん底の状況、そして仲間から抜け出すチャンス(こいつら何か違うと気づいた時)は何回かあったけど、最後のあそこで綺麗に抜けるんだな〜
てっきりまた失敗して振り出しに戻るエンディングかと思ってた〜
とりあえずパスポート売られなくて良かった。


個人的にはスパッドが良かった。
いるよな〜ああいう根は優しいのに周りのせいで一番ひどい目にあう人…ってなったけど、最後の笑顔が見れたから良し。
ユアン・マクレガーがホテル出る時の涙はかわいそうだったけど。

他の仲間たちを演じた人たちも今や有名な俳優になっててすごい。
1人だけとかじゃなくてみんな、なのがすごい。
個人的にびっくりしたのはベグビー役の人がイエスタデイのジョンレノン!!!
これは気づけなくてもしょうがない。

あとダイアン役の人がハリポタのヘレナ・レイブンクロー!!!
あれCGかと思ってた。これも気づくのは無理だった。

青春映画というのは言い過ぎな気がするけど、画面は薄汚い時間が多いのになぜか爽やかさも感じてしまったので、俳優さんたちが持つパワーがすごいのか何なのか。

これといってグサッと刺さるかっこいいセリフみたいのはないけど、そこがありのままの若者の姿って感じだった。


本が原作と知ってびっくり。
時間も短めだしサクッと見れるのも良い。
けどこの映画、1つだけめちゃくちゃ重要な見る時のルールがある。
食事中に見ちゃだめ🙅‍♀️
Jordgubbe

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