ギバちゃんことトシロウ・ヤナギバとミホ・カンノ主演のまだオタクの街というイメージが付く前の秋葉原を舞台にしたSFアクション。主演の二人はもしかすると今作を忘れているかも？
と、書いたものの内容は簡単に忘れられない位濃いめ。ギバちゃんがアキバでデータの修復屋をやってるわけですがある日ミホ・カンノが持ち込んだCDによって格闘ゲームのキャラよろしく超人的強さで同じく格闘ゲームのキャラをやっつけ、色々謎を追って最終的には過去の自分自身と対峙する流れ。幾つかの謎ははっきりしないまま終わるので雑と言えば雑なんですが、SFXやCGは今観るとチープながらも力が入っているのが伺え、終盤の戦いではその色調からしてサイケデリックな気分が味わえます。
天才ハッカー役にシロウ・サノ、他にもトモロウ・タグチにタカシ・マツオ等が出演と、地味に脇を固めるキャストも豪華。90年代のアキバの光景も貴重でしょうか。埋もれるには惜しい作品です。
