浅野公喜

未亡人館の惨劇の浅野公喜のレビュー・感想・評価

未亡人館の惨劇(1971年製作の映画)
3.5
Youtubeのホラー映画チャンネルNew Castle After Darkで鑑賞可能な、母親を惨殺された娘が孤児院に入るもそこは暴君とも言える未亡人と助手が支配する場所だった・・という70sスラッシャー。

遺体を冷蔵室に保存している設定こそ興味を惹きますが、映画というよりは当時のテレビ映画的な明るい映像に変な撮り方の殺人&安っぽい特殊メイク、思ったより暴れない襲わないうえに怖さも狂気もさほど感じさせない未亡人達故に緊張感はあまり無し。

このままダルい印象のまま終わるのか・・と思いきや中盤に母親を襲ったとされる殺人鬼(ちょっと不気味な覆面に「エルム街の悪夢」のフレディみたいな服装)が現れる辺りから風向きが変わり、その犯人の正体&主人公の関係が明かされ彼女の高笑いで終わるラストは驚きで眠気が覚めました。

この時代らしいおどろおどろしいジャケットから期待される程の不気味さやインパクトは無いですが、ラストは一見の価値ありかも。
浅野公喜

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