猫そぎチャンスペロッテ

過去のない男の猫そぎチャンスペロッテのレビュー・感想・評価

過去のない男(2002年製作の映画)
4.1
2002年フィンランド
監督/ アキ・カウリスマキ
出演/ マルック・ペルトラ(過去のない男)/ カティ・オウティネン(イルマ)/ ユハニ・二ユミラ(ニーエミン)/ カイヤ・パカリネン(ニーエミンの妻カイザ)/ アンニッキ・タハティ(救世軍のマネージャ)/

ヘルシンキに列車で着いた男性が暴漢に襲われて、一度は死んで、何故か生き返ったが過去の記憶はない、、

そこから始まる映画だが、笑わないまでも、可笑しいところがいっぱいある、あんなに殴られて一回死んで、回復が早すぎないか?(ソレデイイ❗)

男(過去のない男)を介助したニーエミン一家、その夫の職が週2日の石炭置き場の夜警、(恵まれている?だって,嘘だろー🐦️)、、

演技もする気がないみたい?
棒読み(マッタク)セリフだ!

ニーエミンからパーティーに行こうと誘われるのが、「救世軍」の炊き出し💕だった、、、
(キリスト教プロテスタント、慈善団体)

スマートでない映像というか、静止画を観ているよう、演技をしていないようで演技をしている、(天下無双❗)

監督は面白い会話、言い回しを入れないと気が済まないようだ、、(ツキアッテアゲヨウ)

・ニーエミンは何とか“過去のない男”の記憶を戻そうと努力する、、
(カモメ)とか(灰皿)とかは、言葉を概念に出来た、
計算はできる?、「8×8は?」「61だ」、「ダメだ!72だ」、、(笑)

・ニーエミン
「記憶がなくても心配ない、人生は後ろには進まん、進んだらたいへんだ」、

「映画で見た、同じところを殴ると記憶が戻るんだ、」「俺もカイザに殴られる、でも子供達の前では殴らん、」

貧乏だけれど気楽そうな生活😻
カセットテープ、ラジオ位しか無い、
みんな浮浪者みたいな生活している🐦️

・警備員のランティラ(欲が深そう)、
「貸家はあるか」「コンテナがある」「住人は?」「凍死した(>_<)」、
・貧弱な犬、ランティラが「かかれ!」犬は”ぼっー”としたまま、「いつもなら噛み殺されている」(マジっすか!)、
「手懐け(テナヅケ)たら今度こそ噛み殺す」
「名前は?」「ハンニバル(食人鬼)」

“過去のない男”は、犬を手なずけてしまった、、ハンニバルが懐いた💕

・街の喫茶店、「お湯はただよ」・・“過去のない男”はマッチ箱から使いきったパックを取り出して紅茶を入れた、


・〈イルマとの恋♥️〉
待って、〈眼に何か付いてる、眼に入りそうだ、見せて、〉、《チュッ👩‍❤️‍💋‍👨》、〈嘘だったのね〉〈すまない、、紳士でなかった〉、、
イルマを男のコンテナに招待しちゃった、イルマも化粧をした😻、
これで良かったのか?神のみぞしるだ、、
(目ゴミチュッは使えるな‼️コンド)

「土曜にドライブに出掛けないか?」「仕事中にそんな誘いは止めて、、でも行くわ!💕」
イルマが次第に綺麗になっていく、、(ウヒッ)


映画に繰り出す技(パンチ👊)が多彩、ジャブのような笑い(🤭クスッ)だが、数が増すと後で効いてくる、、

(笑)😀だけじゃない‼️
・ライフル持って銀行に乗り込んで行く社長、、、でも復讐のためや自分のためでなく、解雇した従業員に給料を配るため😂、

・救世軍の上司の歌う「思い出のモンレポ公園」は感情豊かで良かった(プロの歌手か?)、、


“過去のない男”が迷いこんだ世界は、溢れんばかりの優しさと、ささやかな幸せがあった、、それでも彼らの毎日は、後ろ向きではない、、

ほんとに前向きで幸せな気分にしてくれる映画です💕❗


心底オモシロカッタ‼️💗
そして興味深く、、楽しめた❗(宗教とか人々の暮らしとか)