緑青

ドランク・モンキー/酔拳の緑青のレビュー・感想・評価

ドランク・モンキー/酔拳(1978年製作の映画)
3.9
めちゃくちゃおもしろい。少しずつ強くなる青年の成長譚、師弟アツい……。
酒が入っている風の拳法なのかと思っていたら本当にお酒を飲んでいて驚いた。師匠普通にアル中じゃないですかちょっと。全然大丈夫じゃなくて笑ってしまった。師匠めちゃくちゃよかった。
そしてジャッキー・チェン……若さが身体のバネから滲む、魂が輝かんばかりの舞踏のごときうつくしい功夫、衝撃だった。ひたすらに身体能力が高く、リズム感がいい。破調があんなに気持ちいいのはもうセンスとしか言いようがない。私が中学生だったら毎日真似していた自信がある。カッコ良すぎるもん。
全体的に結構笑えるというか、前向きな作りになっているのもよかった。終盤に登場する、みんなの目を盗んでご飯をパクつく男の子みたいな、ああいう愛おしいユーモアが散らばっていて、ユエン・ウーピン作品だなぁという喜びがあった。
たいへん楽しみました。字幕で観たので、英語と広東語の入り混じる様に驚いた。あらゆる作品のパロディの元ネタを理解しました。2も観たい!
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