ぺんちゃん

ゆれるのぺんちゃんのレビュー・感想・評価

ゆれる(2006年製作の映画)
4.4
『夢売るふたり』が、あまりにも救いがなくて苦しかったから西川監督は苦手かと思ってたけど、これはとても面白かった!!

ものすごく良い塩梅✨✨✨
まさに、『ゆれる』。
見ている側も揺すぶられた。

一つ一つのシーンの映像や光の当て方も印象的で、映像が綺麗だった。
人間、すべてが移ろいゆくもの。
記憶も曖昧だし、覚悟して放った言葉も、時間が経てば揺らいでくる。

ラストシーン、兄弟二人はどうなったのかを考察するのが楽しかった。
私は、一緒にいる方が地獄だから決別した方がいいのかなと思うけど、エンディング曲のポップで優しい歌詞が救いだった。

手の傷、前半で一瞬映っただけなのに、ラストのフィルムを見るシーンで観客がみんななぜか思い出すようになっている構成に鳥肌が立った。
なんで?すごい!天才!と思った。
ぺんちゃん

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