社会主義体制のシンボルとして祭り上げられ、のちに用済みとなり社会主義体制に圧殺され大理石に閉じ込められた過去の男を、ドキュメンタリー制作という手段で現代から救い上げるというのが大まかな流れ。ワイダ教…
>>続きを読む共産主義国家の内側から、その体制を批判的に描いた作品を初めて観た。
労働英雄として国家に祭り上げられた男を、証言や映像を通して描きだしていく手法が見事だと感じた。社会主義リアリズムに基づいた労働英雄…
社会主義体制下において英雄に祭り上げられ、そして時代に封殺された男。要するに、言いたい事も言えないポイズンな社会に対する反抗。共産主義体制の問題点、そして資本主義体制の問題点、どちらが良いとは当然一…
>>続きを読む街とか工場がちゃんと魅力的に撮られていないのが、悲しい。屋上で喋るシーンが1番良かった。映画人が、関係者の人の傷をえぐっていくのは良かった。ただものほんの記録映像と映画の中の関係者によって語られる記…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「ワイダ監督初めて~」って人には薦めない。ワイダ監督作って、そこに写ってないものについて延々考えてしまうから、どうも後を引くんだけど、これも何か・・・。「共産主義はこんなもん」って思う人もいるんでし…
>>続きを読む1976年のポーランドが舞台。
卒業制作の映画を撮るために、社会主義時代の労働者の英雄であり大理石像のモデルにもなったビルクートという男を調べる主人公。
その栄光と転落の歴史が明らかになるにつれて、…
社会主義の闇に迫る屈強なジャーナリズム精神。
戦後間もないポーランドで、労働階級の英雄として当局に祭り上げられ、大理石の像にもなった煉瓦積み工の男がいた。
それから四半世紀後、忘れ去られた彼について…