びーち

警視庁物語 夜の野獣のびーちのレビュー・感想・評価

警視庁物語 夜の野獣(1957年製作の映画)
3.8
57年東映による捜査一課の活躍を描いたクライムアクション。後のTVシリーズ『特別機動捜査隊』の基となった作品らしい。所謂スターは出ていないが、波島進、花沢徳衛、加藤嘉らが刑事に扮し、東野英治郎、稲葉義男、千石規子に至ってはほんの端役という豪華出演陣。殺人事件を追う刑事たちの地道な捜査活動をオール・ロケで撮っているが、街中の場面はひいた映像が多い。これはおそらく人止めもせず、仕込みも僅かで、ほぼ隠し撮り近い形で撮影したのであろう。これが迫真感を生む効果を上げていて、恰もドキュメンタリーのようである。
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