ブレッソンによる誘導、制限、観客の視線は自由を欠く。
立ち上がった男の頭部は画角から見切れ、次のカットには大きく手を映し、その次には崩壊するテーブル。この統制されていない一連の3カットは以後の不幸な…
だいぶ昔に観た筈だが、殆ど憶えていなかった。
「田舎司祭の日記」よりは地味さはなく、「たぶん悪魔が」を比べれば難解さはなく分かりやすい部類であった。
【↓以下ネタバレを含む内容がございます↓】
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ブレッソンの『ラルジャン』は、とてつもない映画であることは間違いない。
見て面白かったで終わるような映画ではない。
なにかが、刺さってくる。なんなんだろう?
『ラルジャン』を撮っていたと…
このレビューはネタバレを含みます
足し算ではなく、引き算。な印象の作品だった。シュッとしてる
『悪は存在しない』で言ってた上流が下流に影響を及ぼす、というようなことが描かれておりやりきれない気持ちになりました
食堂でもめて机がバー…
完璧な球体は絶対に作れないと言われているけど、仮に全ての舞台が整って作れてしまった場合何やら凄いことが起こるらしい。この映画の物語はそんなロマンのある話とは程遠い地味な話ではあるんだけど存在としては…
>>続きを読む演出を削ぎ落としすぎな気がする
なにが起きたのか分からないところがチラホラあったのでネタバレを見て理解した
自分の理解が足らないのかもしれない
でもワンシーンワンシーンが絵になる
『たぶん悪魔が』…