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カルメンという名の女のkerolineのレビュー・感想・評価

カルメンという名の女(1983年製作の映画)
5.0
女が男を呼ぶ際に” toi "
男が女を呼ぶ際は" vous "
なるほど、主従関係のようなモノが成り立っているのだろう。

カルメンの放埓さが魅力的。
彼女が「peut-etre」とそっけない返事をするシーンがある。
そのドライな態度に妙な色気を感じた。

あと、波の音をちょいちょい挟んでくるのがゴダールらしくて良いね。
さりげない雑音を効果音として取り込むのがゴダール作品の醍醐味の一つだと思う。
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