当時の結婚事情が分かって面白い。
当人の意思よりそれなりの年齢になると周辺の人達が放っておかない結婚。
28歳でまだ結婚をせずにタイピストとして働いている主人公の女性。
自分でも行き遅れている事…
人は歳を取るし、亡くなる人もいれば新しく生まれる子もいる。結婚して家から出ていく人もいれば新しく来る人もいる。
現状の家族の生活は永遠に続くものではないし、形を変えていくものである。
そのような胸の…
「大丈夫。大丈夫よ。」
小津監督の中でも「東京物語」と並ぶ傑作ではないでしょうか。非常に良かった。笑いあり、哀愁あり、しみじみとしてしまうのは小津作品の良さですよね。
結構陽気な雰囲気の作品。東…
セットが最早、民藝博物館。襖から箪笥、カーテン、茶碗、竹籠、画面の隅々まで美しい。柳宗悦は日本を「手仕事の国である」と呼んだが、生活の中に名もなき職人たちの手仕事になる美意識が溶け込んでいる様が伝わ…
>>続きを読む2024/6/12
晩春の人生観の方が好きだけど、これまた古き良き時代感が満載。
戦争から戻ってこない息子もありながら、すべてを受け入れて日常をまじめに生きており、何かあれば、まず自分に非が無いかを…