猫そぎチャンスペロッテ

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離の猫そぎチャンスペロッテのレビュー・感想・評価

3.6
1995年米国
監督/ リチャード・リンクレーター
出演/ イーサン・ホーク(ジェシー)/ ジュリー・デルピー(セリーヌ)

米国人青年ジェシー(イーサン・ホーク)と、ソルボンヌ大学に通うセリーヌ(ジュリー・デルピー)は、列車内で出会い、互いに引かれ、戸惑いながら会話を楽しみ、そして意見が一致しウィーンで途中下車し、14時間街を歩きながら語り合い、彼らの人生観、価値観を交歓する、

そして会話を通し、二人の心の襞(ヒダ)の揺れ動きが見えてくる、、察するまではいかないけれど断片的に愛が接近していく過程がわかるようだ、、、(♥️)

その最初に感じた戸惑いが、何かのきっかけで消えて、新たな喜びに変わっていく、、!✴️
その一番始めに、ジェシーが真面目に「叔母さんの霊」の話をした、、感受性の話だと思った、、、それって大事な話だ、


そして若い二人は、街で“占い師”に示唆を受ける、、
「人生のもどかしさを受け入れなさい」と、、そしてセリーヌに「貴女は探求者、心の冒険家、、心の奥に強さと創造性を秘めた女性」だと、、

そのあとジェシーが感じたことを話す、
『占いで本当の事を言われたら〈なんだ、こりゃ〉になる、人は皆ロマンチックな幻想で自分を包みたいと願う、、』


またそのあと詩人と出逢い、二人にロマンティックな雰囲気が漂う、、「街に詩人がいるって素敵、人生を彩っている」

ジェシーが洞察する、「前に作った詩に言葉を当てはめただけかも“ミルクセーキ”という言葉を」

占い師も詩人も、旅の思いでもそれぞれが薬剤師のようなもので、自分の考え方と相手の考え方を調合していくのが、恋人になるということなのか、、、(シランケド‼️)


セリーヌの世の中への警戒心が好きだ、
「この世はメディアが人の心を支配している」、「学生は楽よ、反抗していればいいから」

そしてジェシーは、セリーヌの心の動きを受け止めているようだった、、彼は「真摯に学ぼうとしている」

そ・し・て
別れの時間が迫るが結論は急がない、、多分14時間では短い、、
1年後の昨日12/16日、この駅でまた会おうと、、約束して二人は別れる💕❗
確かに、旅先だけでは現実が見えていないことになる💏
(コイトシテハサイコウダガ‼️)