ミラ・ソルヴィーノ主演のバイオホラー。
ゴキブリを媒体にした新種の感染症により、子供たちが次々と犠牲となっているニューヨーク。
昆虫学者が遺伝子操作で作り出した、シロアリとカマキリのハイブリット昆虫「ユダの血統」で、ゴキブリを全滅させて、何とか感染の拡大を防いでから三年後。
一世代で死滅するはずだった「ユダ」は、人知れず、地下鉄の奥深くで進化をとげていた。
それは、人間の擬態し、捕食する恐るべき巨大昆虫であった。
で、「ユダ」が生きていることを知ったミラたちが地下鉄を探索するわけですが、銃で撃たれても平気な「ユダ」に襲われるという寸法。
気色悪い昆虫や、巨大な卵が生理的に嫌な感じ。メインの「ユダ」は、擬態するという設定や、この時代の映画にしては結構よく出来ているVFXで(暗いシーン多いので、ごまかしも効く)格好よく撮れています。
特に、地下鉄のホームで、ミラを捕まえる時に初めてハッキリと姿を現すわけなんだけど、擬態モードから変身する感じとか、いかにも昆虫ぽくて、昆虫好きなら楽しめるシーンだと思います。