片腕にサイコガンを持つジャン＝ポール・ベルモンドがモデルのコブラ（notカズレーザー）を主人公にしたSFアニメ劇場版。監督は「あしたのジョー2」の出崎統で、コブラの声はシゲル・マツザキ（！？）。公開当時は「メガフォース」と同時上映だったそう（アニメと洋画の組み合わせは珍しい気がします）。
ストーリーそのものには破綻が無いもののコブラが意外と受け身、出崎3の演出も「あしたのジョー2」よりも控えめの印象だからかどこか物足りなさも感じましたが、相棒レディにしゃぼん玉みたいな球体の中に居るトポロ教授、全身透明のクリスタルボーイと個性豊かなキャラが登場し特にストーリーの軸となる三姉妹も可愛い系キャラが多めの昨今のアニメと違う大人っぽい雰囲気で眼福（特にジェーン）。
シゲル・マツザキの声は最初違和感を感じましたが気障なキャラと思いきや意外と2.5枚目的なコブラの性格に合ってるように思えてきて観てるうちに慣れてきました。他にもアキコ・ナカムラやジュン・フブキ等声優メインではないタレントの起用が目立ちますが二人共落ち着いた声で悪くなかったです。
