映像とは常に他より凡庸であり、見せないほうが恐ろしいということを証明している作品。嫌なシーンをあえて2度見せたりして、2回目のほうがより恐ろしいという手法もあり実際おぞましかったので余裕のあるときに…
>>続きを読む【ハネケの悪意】
ビデオを見て育った少年は、現実感覚がないから犯罪に手を染めやすい、みたいに受け取れる映画です。
だけどね。
この映画、そんな問題意識から作ったのかというと、多分そうじゃないん…
行為であったり事実を映していく映画は好きだ。やたらと明るい音楽であったり、そういったものとの対比がより一層現実を強調する。
なんともいえん家族だが、やはりそこに母の愛はあるなぁとアフリカのビデオのシ…
相変わらずハネケとは相性が悪いな…と思いつつも毎度話の主題には惹かれる
今作はサイコパス少年の殺しにすら関心がが無い虚無を描いていたのが面白かった
明らかに家庭環境にも問題があるので少年の希死念慮…
豚が殺される映像を繰り返しみてる少年の胸の内は?
自分の身の回りをビデオで撮影してる少年はある日出会ったばかりの少女を殺してしまう。
溢れるほどのメディアに囲まれて生きる現代人のリアルの無感覚。…
"どんなものかと思って"
とベニーは答えた。
これこそハネケ監督の原点となる作品。「ファニーゲーム」でお馴染みのキャストだけでなく、ハネケ監督の思想の源流がここにはある。
現実を映し出す存在であ…
テレビ画面内の映像が、画面の真ん中に映される場面が多い。一つ一つのカットを頭の中で繋げて話を追えるけど、一つ一つのカットが繋がりあってる印象があまり湧いてこない映画。カット同士が事件資料みたいにただ…
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