みゆさんの映画レビュー・感想・評価

みゆ

みゆ

ラスト・リペア・ショップ(2023年製作の映画)

4.0

LAの学生たちのために楽器の修理に情熱を傾けてきた職人たち。子供達に楽器を手にすることを諦めさせないという情熱と仕事への誇り。39分間に人生の全てが詰まってた。バイオリンを弾くことが大好きな少女の笑顔>>続きを読む

チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

4.5

ゴールドラッシュ、一攫千金!その黄金を狙うまでにあまりの空腹で靴を煮て食べてみたり(靴紐はまるでパスタ)崖から落ちそうな小屋でワタワタしたりロマンスがあったり。パンにフォークを刺してダンスを真似るシー>>続きを読む

サーカス(1928年製作の映画)

4.0

いい...素晴らしい!!!ある男がひょんなことからサーカスで仕事をすることに。そこで出会う空中ブランコを演じる女性に恋をする。チャップリンらしい笑いと恋。男はピエロではないのにどこまでも道化に徹してい>>続きを読む

ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

4.0

こういう話だったのか…。ロバート・ダウニー・Jrはやっぱりうまいなぁ。判決はどうなる?どうなるの?って思いながら見てしまったけど、それとはまた別に父の深い愛情が分かって黙ってしまうシーンとか兄弟の関係>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

2.0

何も考えなくていい怪獣映画。チャンピオン祭り(メガロ)や流星人間ゾーンのゴジラ ゲスト回好きな人にはぐさっと刺さる怪獣覇王映画。ひたすら怪獣が出てる。ゴジラも神ではなく強い怪獣の一種なんだな。疲れない>>続きを読む

パリでかくれんぼ(1995年製作の映画)

4.0

リヴェットのパリでかくれんぼを鑑賞。セリーヌとジュリーやデュエル、北の橋みたいなシスターフッドな雰囲気がたまらん。この題名は「天地無用」の意味だけど、こういう表現というよりも、箱の側面の上にhaut、>>続きを読む

エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(2023年製作の映画)

3.5

「あなたは神父となり、ローマ教会に人生を捧げるのだ」。時は1858年。教皇法は「絶対もの」。ユダヤ人、7歳になるエドガルド君が突然連れ去られローマ教皇の側でカトリック教徒して育てられ、司祭になる。
>>続きを読む

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

5.0

チェルノフ監督はアカデミー賞授賞式のスピーチでロシアの即時撤退を求め、あの壇上で「作品を作ることがなければよかった」と語った。これは現実なのだと呆然としてしまい苦しい映画でした。映画は記憶を形成し、記>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ冴羽獠…。原作もアニメも見てたファンとしてはGet Wild流れるとニヤニヤしちゃったな。ヘリがパラパラどっか行ったから続編アリかな。

辰巳(2023年製作の映画)

4.0

運命の女に出会ってしまった男が破滅へと向かう、血と暴力に塗れた混じれっけなしノワール。面白かった…。脚本が文句ナシに見事。裏街道を生きる死体の始末屋と、誰にでも唾を吐き掛ける少女の間に生まれる"情"が>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

4.5

メメントが劇場で見れる幸せ。ノーランかっこええわ。

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

人は「奪われると、その価値を知る」そんな変な事を想像して違法な行動をとる男達。主要な登場人物はたった3人で、話もシンプルなようでいて実は示唆に富んだ深みのある作品。さすが!初監督作品からめっちゃノーラ>>続きを読む

陰陽師0(2024年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

みんな大好き安倍晴明の話。酷かった。新しいとも古きよきとも言えないしファンタジー時代劇って何なんだ。佐藤嗣麻子説明台詞の多さに疲れたのと、肝心の呪術バトルが少なく目新しくもないのも残念。それでも、え!>>続きを読む

8番目の男(2018年製作の映画)

4.0

面白かった…。まぁ「十二人の怒れる男」なんだけど2008年に韓国で初めて実施された国民参与裁判(陪審員裁判)をモチーフにした作品。韓国初となる国民参与裁判はメディアの注目を集め、母親殺人罪で起訴された>>続きを読む

誰がための日々(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

トンには寝たきりの母親がいた。弟はアメリカに永住、父はお金を入れるだけで家には寄り付かない。トンに冷たくあたる母。それでも母を施設入所はさせたくはなかったトンは会社を辞め、自宅で母の介護にあたる。ギリ>>続きを読む

マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ゲームの敵モンスターを作るのが仕事の内気な青年が、同僚の誕生パーティーで女性と出会い、アパートの火事騒ぎから男の子を助けたその頃から、自分でも原因不明のパニック障害に襲われるようになる映画。彼は気づい>>続きを読む

あの夏のルカ(2021年製作の映画)

3.0

海に住むシー・モンスターの少年ルカが友達と共に陸へ上がり、人間の世界に足を踏み入れる冒険ファンタジー。ルカがムカつかないほど丁度いい具合でオドオドしながら夢を叶えようと励んでおり、友達のアルベルトが丁>>続きを読む

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.0

親の言うことを必ず守る13歳の女の子メイが、ある朝レッサーパンダに変身する能力を身につけてしまうというお話。表現がエンタメとしてめっちゃ面白い。肌触りが良さそうなレッサーパンダのモフモフな質感。そんな>>続きを読む

劇場版 再会長江(2024年製作の映画)

3.5

絶景とそこに暮らす人々のドキュメンタリー。中国と長江の広大さを見せてもらいました。温かい視点で少数民族やチベットの遊牧民族と自然体で交流していた。監督が長江の水を手ですくって飲んでいたところが印象的だ>>続きを読む

見知らぬ人の痛み(2022年製作の映画)

3.5

ネット上のグロ画像映像をチェックして消してく仕事についた女性の話。彼女はとても酷いものたくさん見るんだけど、画としては何も見せられずこちらの想像力に訴えかけてくる。見知らぬ人の痛みに向かい合う主人公の>>続きを読む

異人たち(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

孤独な都市生活者として生きる男が幼少期を過ごした郊外の家をふと訪れたら、子供時代に死んだ両親が当時の姿のまま住んでいたという物語。彼はロンドンでは1人の男性と恋に落ち、郊外では両親と失われた時を過ごす>>続きを読む

七番目の道づれ(1968年製作の映画)

3.5

ロシア革命後の帝政ロシアの凋落を、前半は息苦しい密室劇、後半は老将軍の地獄巡り的放浪記で展開していく。アレクセイ・ゲルマンらしいカオティックさはないものの、安易な旧体制批判やプロレタリア革命礼賛に陥ら>>続きを読む

あまろっく(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

尼崎出身で独身生活を送っている主人公、近松優子を演じる江口のりこが変わらず良かった。 父親の口癖は「人生に起こることは何でも楽しまな」という楽観的なもので、あんな風になりたくないと東京の大手企業に就職>>続きを読む

英国式庭園殺人事件(1982年製作の映画)

3.5

17世紀英国貴族の邸宅に招かれた画家が広大な敷地で12の絵画を完成させる契約を結んだら、1枚また1枚と選んだ構図の中に「これというほど決定的ではないけれど微妙に何か事件性を感じさせるモチーフ」が紛れ込>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.5

当たり前にある日常は当たり前ではなくて「今、一瞬一瞬」を大切にしたいと思える作品。何者かになりたい自分となれない自分。こんな葛藤がある人には良いかも。夢に向かうのも素敵だけど、季節の匂いを感じたり、何>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.5

劇場以来久しぶりに観た。ル・マン24時間耐久レースで王者フェラーリに挑むフォードの男たちを描く。フォードとフェラーリというよりも、経営陣と現場との戦いのようにも見える。が、実際はそれすらどうでもよくて>>続きを読む

パレード(2024年製作の映画)

3.5

取り扱っているテーマは重いのにふわぁっと心あたたまるお話。本当は皆んな元の生活に戻って欲しいとかあるけどそうじゃない段々と少なくなっていく終わり方も良かった。野田洋次郎の音楽も合ってて藤井道人の映画好>>続きを読む

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

コナンくん面白かった…!大して予習もせず行ってしまったし席ガチャは失敗したけどそれでも良かった。つか爆速で席埋まっててビビる。あとネタバレがどうとか嫌なのでしばらく書かないけど、コナンとまじっく快斗Y>>続きを読む

クレアのカメラ(2017年製作の映画)

3.5

出張先のカンヌである仕打ちを受けた映画会社社員。失意の中で、カメラを持ち歩く仏人の女と出会う。写真撮影=映画撮影とも取れる意味深長なセリフ。自作パロディのようなおなじみシーンで癒されたり煙に巻かれたり>>続きを読む

おとなの事情(2016年製作の映画)

2.5

やっぱりね、パートナーといえど人の携帯なんか見るもんじゃないよね。知らん方が幸せな事もあるのですよ。

フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

高級スキーリゾートを訪れた家族。その雪山で"人口の雪崩"に驚いた父親が、家族を放って逃げてしまったことから、平凡な家庭が急速に歪んでいく。この出来事がもたらした夫婦間の傷の行方は…。父親として崩壊した>>続きを読む

貴公子(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

母親の手術費用のため地下の賭けボクシングで生計立てていたマルコは、ある日突然韓国へ帰国した父親が自分を探していると告げられる。手術費用のため言われるがままにフィリピンから出国するが、"友達"を自称する>>続きを読む

>|