足らんティーノ

ハロウィン6 最後の戦いの足らんティーノのレビュー・感想・評価

ハロウィン6 最後の戦い(1995年製作の映画)
3.5
オリジナルシリーズの最終作の6だけ配信やレンタルがなく、一応ブルーレイでソフト化してるんだけど、プレ値になっててバカ高い。
しかしレビューでビデオマーケットにあると書いてる方がいたのでさっそく視聴。

ドナルド・プレザンスの遺作ではあるものの、当のルーミスはあんまり活躍していない(正確には『サスペリア2000』という作品が遺作)。
その代わりに1作目でローリーがベビーシッターしてたトミーが、復讐者となって大立ち回りを披露。
そして最後には、すべての始まりであるスミスグローブ精神病院に行って決闘するという胸熱展開に。
しかもそのトミー役はなんとアントマンのポール・ラッド(当時26歳)!

それだけで観る価値はあるんだけど、今回の主要なテーマになっている邪教集団のオカルト要素がやや弱い。
結局、ジェイミーの息子の遺伝子を使って悪の培養をしたかったんだろうというのは何となくわかるんだけど、生贄とか謎の声とかは深堀されず。
せっかく面白そうな取り合わせなのに、そこはイマイチ盛り上がらなかった。

今回の主人公の息子が「声」を聞いて次のマイマイになるって伏線も未回収(主人公のお父さんに包丁向けるシーンは良かったけど)。

ラスト、「まだやることがある」といって病院に残ったルーミスだけど、結局どうなったのかは曖昧。
プロデューサーズカット版だと、オカルト要素が深堀されたりラストもはっきりするらしいが、とんでもない価格(10万以上)になってるので、さすがに手が出ない。

2023-191/字幕
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