Laura

シェラ・デ・コブレの幽霊のLauraのレビュー・感想・評価

シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)
3.5
Jホラーの先駆け『女優霊』に影響を与えた作品であると同時に、ヒッチコック『レベッカ』のチャーミングなパロディでもある(冒頭の門のシークエンスと不気味な洋館の舞台立て、そしてそこに現れるジュディス・アンダーソンがそれを示す)。幽霊を多重露光で見せる試みは奏功してると思うのだが出現シーンのカットの繋ぎがぎこちなかったりするあたりも含め、作り手が20世紀の映画の黎明期さながらにホラー映画の映像文法そのものを手探りしているのが感じられて面白い。
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