福福吉吉

地球最後の男の福福吉吉のレビュー・感想・評価

地球最後の男(1964年製作の映画)
2.5
◆あらすじ◆
世界中の人々が死に絶え、吸血鬼のような怪物に生まれ変わった世界で、ロバート・モーガンはただ一人、毎日同じことをして黙々と生き続けていた。そんなある日、ロバートは生存者らしき女性を見つける。

◆感想◆
ストーリーとしては、ロバートの日常から始まり、ロバート一家の過去の経緯、そして生存者という3つのパートで構成されていて、分かりやすかったです。

ロバートは伝染病で妻と娘を亡くしており、自分のみが生き残ります。ロバートは元々研究者で、自分には過去に吸血コウモリに噛まれて免疫ができて、感染しなかったと考えています。これが本当なら絶滅する前にどうにかできたのでは、感じずにいられませんでした。

吸血鬼は弱点として、太陽、鏡、木の杭、ニンニクに弱いと古風なドラキュラの設定そのままで存在しており、それでいてさほど強くもないというところで笑ってしまいました。

ルースという女性が発見されると、ロバートは彼女が吸血鬼ではないかと疑い、疑心暗鬼の展開になります。そこからラストまでかなり展開が強引になっており、何も感じることなく終わってしまいました。

白黒の時代の作品なので、淡々と進んでいる雰囲気は否めず、また、地球最後の男というタイトルの割には局地的な話で終わってしまい、もう少しスケールの大きなものが観たいと思いました。

鑑賞日:2024年1月22日
鑑賞方法:Amazon Prime Video
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