浅野公喜

宇宙のデッドラインの浅野公喜のレビュー・感想・評価

宇宙のデッドライン(1960年製作の映画)
3.3
飛行機で2024年にタイムトラベルしてしまったSF物。下から文字が登場するオープニングは「スターウォーズ」みたいです。

制作年である1960年視点からの今から三年後の2024年の世界が見れると思いきや序盤に廃墟の建物が少し登場するのみで、その後は地下世界での会話劇が中心となり結構渋い作りです。アクションを期待すると肩透かしを食らいますがこの地下世界は結構独特で、逆三角形型のオブジェが所々に配置されており一瞬登場するエレベーターも個性的。そしてシーンの繋ぎも逆三角形型で映像が切り取られています。

最後は浦島太郎的でツッコミ所も有りますが、疫病で人間が不妊になったりと結構細かい設定が魅力的な作品と言えるかもしれません。
浅野公喜

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