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アダム・サンドラー、アル・パチーノ共演でお送りするドタバタコメディだ。
ラジー賞作品らしい。
そう言われてみれば、確かにラジー賞にふさわしい風格を備えているようだ。
私は機嫌よく楽しませていただいた次第である。
逆にラジー賞としてはあまり意外性がないとも言える。
大真面目な映画がラジー賞を受賞した方が、こちらとしては何となく面白い。
私は手を叩いて喜ぶであろう。
アル・パチーノのコメディ演技が実に珍しい。
しかも、本人役だ。
非常に偉そうでわがままな性格付けがなされているのだが、それを演じてくれたパチーノの度量の大きさに感服した。
私は大いに評価する。
(何様?)
主人公のジャックとジルの兄妹を演じているのが、アダム・サンドラーだ。
男性とクセの強い女性の二役である。
ジルはどこからどう見てもガチムチのおっさんなのだが、これが段々と女性に見えてくるから不思議だ。
これはアダム・サンドラーの演技力の賜物なのか、それとも私の脳ミソがどうかしてしまったのか。
謎は深まるばかりだ。
ストーリーは取りたてて紹介するまでもないだろう。
大小様々なギャグが散りばめられているので、見逃さないよう目を皿のようにしてご鑑賞いただきたい。
これはコメディ映画なのだ。
大いに笑っていただきたい。
最後にホロリとさせる展開を用意してくれてはいる。
が、実際にホロリとする人は30%程度であろう。
(私調べ)
どちらかと言うと私は、エンドロールの方がホロリとさせられたのだ。
大いにホロリとしていただきたい。
ジョニー・デップがカメオ出演している。
元テニスプレイヤーのマッケンローも確認できた。
多分、他にも有名人が多数出演していると思われる。
私は2人しか分からなかったのだが、お詳しい方ならば見つける事は容易であろう。
大いに捜していただきたい。