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ビル・カニンガム&ニューヨークのmkのレビュー・感想・評価

4.5
久しぶりのfilmarks投稿。4月から社会人になり、労働がキツいとは特にないけど、なんだか映画に時間を割く気になれず、、

気になる映画は映画館に観に行ったりしてるけれど、感想を書いたり読んだりして咀嚼したり、ストリーミングを家で観ることが激減してしまった。学生時代は映画なんていつでも観れると思ってたけれど、思いの外、贅沢な趣味だったのかもしれない。と言いつつ、最近は結構見るようになってきたので安心。「花束みたいな恋をした」の麦くんみたいにはなりたくない!

そして、感想をサクッと書きたいと思いつつ、今回も感想がめちゃくちゃ長くなってしまった。↓

良いドキュメンタリー!!人物にフォーカスしている系の中では一番好き。ビルカニンガムという人物についてももちろん好きだし、ドキュメンタリー作品としても良かった。

いつも笑顔で楽しそうに仕事をするビルカニンガム。まさにライフワーク。

特に、雨の中、人々がジャンプしてる姿を収めた写真群が好き。ああいう映像ではなく、静止画であることで生まれる偶発的なユーモアのある写真って、すごく面白いし、写真って良いなと思わせてくれる。

あと心に残ったのは、「誰でもセンスはある。ただ勇気がないんだ。」という言葉。これは刺さった。社会人になってから、面倒臭さも相まって、仕事着は全てユニクロだったのだが、勇気を出して?、クリスマスにクリスマスっぽい可愛いセーターを着ていったら、周囲にすごく褒められて嬉しかったので、これからは日常的にファッションを楽しみたいなと。

話が変わるが、最近、彼のような、好きなことを仕事してる人への羨望の気持ちが止まらない。
自分もそういう生き方やキャリアの築き方ができないかなと漠然と思う社会人一年目。常々、自分はこの仕事をこれからもずっとするのだろうか、本当に良いのだろうかと悩むことが多い。ビルカニンガムのキラキラした笑顔で仕事する様子を観ると、余計に悩む。とはいえ、自分がどんな仕事をしたいのかは未だよくわかってないので、この映画で感じた、ビルカニンガムへの憧れと羨望の気持ちを忘れないでおこう。自分の中の違和感に気づかないふりはしないぞ、という映画とはあまり関係ない自分メモ。
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