にゃん

ホットロードのにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ホットロード(2014年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

能年の反抗的な目の演技が上手かった。ストーリーとしては"女として愛される事を捨てられない母親"に育てられた子どもとそんなつもりはなく大事に育てているつもりの母親がすれ違ってしまい、子どもが暴走族のメンバーと付き合い始めてしまう流れだったが、恋した相手が悪かったらバッドストーリーだったが、ちゃんと学校に行けというタイプの良い青年だったが為に和希は道を外しきらずに済んだのだと感じた。春山は本当の意味で和希を大事に思っていたんだと、だから最後の紛争の事は知らせず家にいろとただ言って戦いに出て、当日熱を出して風邪を拗らせていたという春山のタイミングも悪かったが紛争に負けボロボロに怪我をして。
このまま死んでしまったら和希は立ち直れなかっただろう。確かにその未来を辿る人も世の中には少なからずいると思う。でもこの映画は最後春山が意識を取り戻して2人静かに暮らすハッピーエンド。
やっぱりすぐ手を出すか出さないかで相手の女性を思う男の気持ちって分かっちゃうなぁと感じた。春山はずっと和希には手を出さなかった、それは相手が中学生だからということもあるかもしれないが、それをちゃんと理性で抑えられる春山ほんと人としていい人。

この反抗的でちょっと風変わりな少女役は能年しか出来ないんじゃないかと、彼女なりの味が感じられた作品でした。
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