にゃん

“隠れビッチ”やってました。のにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ちゃらんぽらんな内容かと思ったけど、タイトル以上に良い内容だった。

最初はタイトル通り隠れビッチ(出会い系で出会うがチヤホヤされるのが目的なので身体の関係は持たない)をしていたが、ある時酒乱で公園で騒ぐありのままの自分を見せたのにも関わらず告白してくる男がいた。彼にキスをされた勢いで一生面倒をみろと言うも、それから付き合う流れに。
しかし同棲は決して良いことだけでなく、頼んだ買い物を忘れる彼に怒鳴り散らしたりする感情の起伏の激しさに彼は痺れを切らし1ヶ月距離を置こうと提案する。
最初こそ彼女は距離を置かれた事にショックをただ受けていたが、父親の癌宣告をきっかけに父親に会う事になる。書類の文字を見た時、自分の文字とそっくりだった。そこで自分の感情の波はDV気質だった父親譲りなのだと気づき、彼と交際し続けることに自信をなくす。
1ヶ月後、再開した2人。彼女は自分から別れを告げるも、彼はそれが本心ではない事を見抜き、今までの事を反省する彼女と今後も付き合っていく事を決めるのだった。
最後に元カレから彼女のところに"やっぱりお前が好きだ、会いたい"と連絡が。返信するのか、どうするのか、そこで映画は終わる。ここから先は想像にお任せします、という事か。

1番大切なことは自分の弱さを認めること。
そう言ってたなあ。
育てられた親からの影響って少なからずあると思うし、それが自分の人格形成の基盤になってしまうから難しい。
でも彼女が全てを理解してくれる男に出会えて良かったと思った。
にゃん

にゃん