このレビューはネタバレを含みます
ドナテロの歌とともに映るホームビデオが美しくて幸せで泣きそうになる。ざらついた質感にもその時代背景を感じる。
と同時に、現代でも社会というか一人一人の根底にあるものは、はたしてそこまで変化しているだろうかとも思う。
何を対象にするかはそれぞれ違うが、差別意識はいつの時代も意識的にも無意識のうちにも人の心にありつづける。自分自身も何かにおいてたぶんある。
「正義などないんだな」
「法律学校でまず そう教わらなかったか?」
「それでも闘うんだ」
ドン・ワシントン演じる黒人弁護士のシーンが良かった。
マルコがチョコレートドーナツを頬張る時の笑顔が無垢で幸せ。
辛いシーンより幸せなシーンで泣きそうになる映画。
私もハッピーエンドが本当は好きだ…。
日本語字幕の文章がとても伝わりやすくて観やすかった。