あの家、スタジオが怖い。結婚式の帰りにあの家が出てくるとは思わない。壁に貼られた写真、暗室にぶら下げられた写真。かつて、この家にやってきた人間たちの写取り。亡霊としての写真。家主が帰ってくるまでひっ…
>>続きを読む新文芸坐にて
濱口作品を何作か観て感じたのは、リアリティを追求しながら独自の世界観(ファンタジー)を作ることのできる数少ない作家だと思う。
この映画には様々な「境界」が記号的に散りばめられており、…
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男娼リュウと人々。
カメラマンだけはプロとして、モデルとしてのリュウに惹かれていたはずが。
最後は「他の人と同じ」になるかどうかの境で揺れ、築いてきた日常を選ぶ。自分で自分の気持ちに気づいて驚いてい…
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>>続きを読む愛、友情、精神力などあらゆるdepthが試される
しかし試されるのは作中のキャラクターだけでなく、役者の熱意や演技力のdepth、オーディエンスの理解力のdepth(岡田斗司夫が言う映画IQの高さ)…