たーたん

四畳半襖の裏張りのたーたんのレビュー・感想・評価

四畳半襖の裏張り(1973年製作の映画)
3.5
大島渚監督が「愛のコリーダ」制作のために参考にしたという。
大正時代の米騒動やシベリア出兵などを絡めて世情の不安定を描きつつ、男と女のあれこれを見せつける。
宮下順子の艶っぽい演技、山谷初男の命を賭けた太鼓持ちが印象的だった。
しかし神代辰巳監督の頭の中はどうなってるのか。すごい表現力だと思う。ラスト、ハエを捕まえて終わるなんて誰にも真似できない終わり方だよ。