たーたんさんの映画レビュー・感想・評価

たーたん

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ファイナル・カウントダウン(1980年製作の映画)

3.5

タイトルだけは知っていた。そのぐらいの知識で鑑賞を始めたのだからちょっと肩すかし感はあった。だって空母出てきて戦闘機が飛べば派手な戦闘シーンがてんこ盛りかと思うじゃないですか。少しはそんなシーンもある>>続きを読む

蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

3.0

「蛇の道」の続編だと思ったら違った。アレはアレ。コレはコレ。
完全に北野武の影響下にある作風。まあ狙ってやってるに間違いないけど。それでも途中に挟み込まれるホラー風味はさすが。鑑賞者にいろいろ考えさせ
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蛇の道(1998年製作の映画)

3.0

劇中、ずっと流れる不穏な空気。ホラーでもありバイオレンスでもあり、なんならヤクザの内輪揉めでもある。つまり一筋縄ではいかないストーリー。
哀川翔がなぜ香川照之に協力するのかという最大の謎を抱えながら進
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サブウェイ・パニック(1974年製作の映画)

3.0

地下鉄をジャック〜?と、劇中の登場人物たちが思うように、鑑賞前の自分もそう思った。なるほど、だいたいのやりとりは停車中なのか、これは予想外。
犯人グループの呼び名がレザボアドックスの元ネタ。音楽もカッ
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

4.0

実際にあった事件、犯人を描いたモノクロ映画。BGMなし、モノローグなどによる説明もなし、ただ淡々とオルガの半生が描かれる。
そう、説明がないから、このシーンは何?というのが少なくなかった。後半、事件前
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(1997年製作の映画)

3.0

この監督の作品は初めてだったので、この不思議な雰囲気に居心地の悪さを感じたり、でも気がつけば物語に引き込まれていたり。
結局、どうなったの?という感想はもちろんあるがそこは鑑賞者に委ねるスタイルも良い
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四畳半襖の裏張り(1973年製作の映画)

3.5

大島渚監督が「愛のコリーダ」制作のために参考にしたという。
大正時代の米騒動やシベリア出兵などを絡めて世情の不安定を描きつつ、男と女のあれこれを見せつける。
宮下順子の艶っぽい演技、山谷初男の命を賭け
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人間の証明(1977年製作の映画)

3.0

犬神家よりも、野性の証明よりも角川映画の代名詞だと思う。映画を観てない人でもあの歌や母さん〜のキャッチコピーは知ってるだろう。
豪華キャストが続々出てきて楽しかった。
坂口良子、可愛かった!西川峰子、
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野獣死すべし(1980年製作の映画)

3.0

いやあ、カッコ良かった!鹿賀丈史が!
何?あの狂気!存在がもう触れたらスパッと切れるナイフそのもの。松田優作、風間杜夫、岩城滉一、阿藤海らが同級生という恐るべき同窓会でブチ切れる鹿賀丈史。「何見てんだ
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インサイド(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ウィレム・デフォー・ショー。
絵画泥棒が窃盗先で閉じこめられ繰り広げられる脱出劇…ではなかった。そんな単純な内容ではなかった。いや、もちろんその内容は正しいのだけれど、ラストはまさかの着地点。芸術の昇
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水のないプール(1982年製作の映画)

3.5

実際の事件を下敷きにした脚本と知って驚愕。ポルノ映画の部類なのだろうが、これはスリラーですよ。犯罪映画。
内田裕也はいつもの感じの演技で感情を簡単に出さない犯罪者。しかし映画館の売店でジンジャーエール
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エロチックな関係(1978年製作の映画)

4.0

内田裕也が冴えない探偵役。
演出や内容がロックじゃない、ガッカリと感じた鑑賞者が多いようだが、いやいやなかなかしっかりと作られた映画だと思うよ。
原作を知らんからコミカルなオフビート感覚で進行するのか
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.0

色々といわくつきの一作。そんなに賞賛されるようなものでもない、というのが正直な感想。
押井ワールド全開とか言われても詳しくない人からするとそんな言葉はちっとも響かない。
序盤の不穏な演出は好みだったし
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バンブルビー(2018年製作の映画)

4.0

トランスフォーマーシリーズには全く興味がなくて、この黄色いボディの可愛いヤツが本作でどんなポジションであるとか、人気はどんなものかなんて知らなくて。ただ、主役のチャーリー役のヘイリー・スタインフェルド>>続きを読む

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.0

観終わって、ああ、これは単なる血まみれ惨殺グロホラーではなかったのだと納得。
サラの成長のお話なんだな。
キツい性格のオカンにやっと本音をぶちまけたシーンとか、正直グッときたぞ。

前半部のイジメの場
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.0

主要人物が二人で高い塔の上に取り残されるワンシチュエーションスリラー。見る前は「フローズン」ぽいかなと思ってて、まあ似たような感じ。
最終的に二人生存する必要もないのでどちらかがフォールするんだろうな
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ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.5

ボーイ・ミーツ・ガール・イン・サマーなんて今まで散々描かれてきたであろうテーマのはずで、それでも何故こんなに胸が張り裂けそうな感情に支配されるんだろう。

鬱蒼とした森に囲まれたファルコン・レイクのと
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バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.0

刑事の素行の悪さに嫌悪感を覚えるどころか笑ってしまった。子供を学校に送り届けるや否やコカイン吸引とカーラジオを拳銃でぶち壊すところなんて吹き出してしまった。あとしょっちゅう飲酒してるかと思いきやダイエ>>続きを読む

ダーティハリー3(1976年製作の映画)

3.0

ラストはダーティハリー特有の虚無感があって良かった。
最終決戦の舞台がアルカトラズ島だったのも思わず吹き出してしまった。

ダーティハリー2(1973年製作の映画)

3.0

銃撃戦やカーアクション、謎が謎のまま進行するストーリーなど娯楽作としては素晴らしい一品。
とはいえ前作のような印象的な名シーンはない…かな。犯人もスコーピオのような凶悪犯でもないし、最後はマグナム無し
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

4.0

型破りな刑事が出る作品はたくさんあるけどこれほどまでに心に残るキャラクターもそういない。
ハリー・キャラハン。
ホットドッグ食いながらマグナムを撃ち、出歯亀に間違われて一般市民から袋叩きに遭い、肋骨折
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(2001年製作の映画)

3.0

穴というとベッケルを思い出すが、この映画の穴は防空壕のこと。と、闇を意味するんだろうな。
ソーラ・バーチの絶叫から物語は始まり、我々は彼女の回想にしばし付き合わなければならない。
最初の告白は完全なる
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

4.0

怖い。
トライ&エラーで学ぶ狂気。そして偶然が彼にとっての幸運を運んでくる。
21世紀を生きるホラー好きからすると物足りないという意見もあるかも知れないけど、いやいや、めっちゃ怖かったし、ラストもどん
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地獄に堕ちた野郎ども(2015年製作の映画)

3.5

どうも日本におけるダムドのイメージがぼんやりしてるなと常々思っていたのだが、この映画を観てなるほどなと思った。
ピストルズやクラッシュはあっという間に解散したけどダムドは色々ありつつ、まだ現役だ。その
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愛しのフリーダ(2013年製作の映画)

4.0

ブライアン・エプスタインの秘書を務め、ビートルズのファンクラブを運営していた女の子の青春。
リンゴ加入前から解散まで、ずっと近くにいたフリーダは人生のもっとも多感な時期をビートルズのそばで過ごした。た
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

ようやく観た。
賛否両論の映画は大好きなのでどんなものかと思って鑑賞。気になるところはあったけどそんなに悪くもないんじゃないか?
庵野作品によくある、圧倒的情報量に満ちたセリフを役者に高速でしゃべらせ
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旋風の中に馬を進めろ(1965年製作の映画)

3.0

重い雰囲気の西部劇。
次々と登場人物が間引かれていき、最後に誰が残るのか、緊張感が途切れない。
それにしても時間が短い作品なので、スタッフテロップが出た時、え?終わり?って声が出てしまった。
まあ、う
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少女娼婦 けものみち(1980年製作の映画)

3.0

神代辰巳監督作品。内田裕也出演。
父親のいない17歳の女の子はいかにも情緒が不安定で、好色な母親との家庭環境が問題だと思ってたら酔っ払って母親の乳をねだったりする。基本的に愛に飢えているような女の子。
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郵便配達は二度ベルを鳴らす(1981年製作の映画)

4.0

ジェシカ・ラングが美しい。キスした後のはにかんだ表情もキュート。そして色々エロい。この映画は本当に彼女のための作品だと思った。
禁断の愛に燃え上がる若くない男女のクライムストーリー、といってしまえばよ
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.5

メンフィスのとあるホテルでの一夜の出来事。独立した話が3本、のようで実は同時進行しているという、面白い作り。
工藤夕貴扮するミツコが可愛いし、ジョー・ストラマーのクズっぷりやスティーヴ・ブシェミの不運
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ふたりの女(1960年製作の映画)

3.0

ソフィア・ローレンの存在感!ジャン=ポール・ベルモンドも出ているが最初から最後まで彼女の独壇場。
過剰なまでに愛情を注ぐ娘との戦争中の生活は食料不足もあって大変だがソフィア扮する母親はいつも気丈に振る
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.5

公開当時に観てなんて素敵な映画なのだろうと思った記憶。
各話に大どんでん返しも大きな盛り上がりもなく、人々のある夜の話が紡がれるのみ。当たり前だが世界中に人がいて、みなそれぞれの人生を過ごしている。そ
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激突!(1971年製作の映画)

5.0

アイデアは至ってシンプル、ひたすら煽られる、追いかけられるだけ。これがとてつもなく怖い。現実味があるからだろうか。ホラー映画なんかよりもっと怖かった。
シンプルなワンアイデアだけに途中のトラップは盛り
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

4.5

脱獄ものという感じがしなかったのは肝心の脱獄シーンがあっけなかったからか。ここまで脱獄シーンを省略する脱獄映画は観たことないな。笑った笑った。
とにかくベニーニがいるだけで画面が、雰囲気が明るくなる。
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.5

ジャームッシュのパーマネントバケーションはオシャレな映画だと勝手に思い込んでいた。ミニシアター系オシャレアイテムだと。
ところが観てみると内容の陰鬱さにまずやられた。クールかもしれないがポップではない
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.0

劇中、とりたてて何かが起こるわけでもなく、淡々と映画は進む。一応チャプターは3つに分かれているけれども大きな変化はない…。のはずなのにこのモノクロの画面にいつの間にか引き込まれていく。
何の肉かわから
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