ハシゴダカ

エリザベスのハシゴダカのレビュー・感想・評価

エリザベス(1998年製作の映画)
3.3
今年(2023年)ももう終わりなので地味に振り返りウィークということで、今年公開のスゴい2本『TAR』『バーナデット』のケイト・ブランシェット主演作ってことで観た。

本作で演じるエリザベスが徐々に英国女王エリザベス一世として仕上がっていく成長物語で、ケイト・ブランシェットって、カリスマ性あったり天才だったり強かったりとはじめから仕上がっていることが多いので、すごく新鮮だった。

あと何より、まだ少女っぽい幼さが残る顔立ちの彼女が常に微笑みをたたえていて、はにかんでみたり時には大笑いしたりと、とにかく可愛い。
可愛さの中にも、芯の強さを感じさせる演技で、もうこの頃からすごい俳優だったんだなぁ、と。

中世〜近代のこの辺りの西洋史は馴染みがないけれども、エリザベスとその取り巻きの家臣達、周辺国家のクセあり主君ら等のキャラクターが個性的で、飽きることなく観ていられた。
ただお話しは、まぁ予想通りというか…。
大河ドラマといった感じ。

ちなみに、DVDで観たのだけど、ずっと霧がかっているような画で、この世界観と相まってファンタジー的なものかとポジティブに捉えていた。
そしたら、Amazonプライムでも本作があったので見てみるとすごくクリアで綺麗な映像で、単純にDVDの画質が異常に悪かっただけだったという…。
ずっと観ていると目が悪くなるレベルの画質だったので、以前はこの画質で映画を観ていたのか…、と妙な感慨。
もし観るならBlu-rayか配信での鑑賞をオススメします(笑)。
ハシゴダカ

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