このレビューはネタバレを含みます
やや落ち込んでもやもやした気分の時に、音楽のパワーを存分に感じられる映画(ヘアスプレーみたいな)を観てリセットしよう！と選んだのがこれ。
良い評判ばかりだしと大いに期待して観た結果、もっともやもやしてしまった…
同じ音楽系なら、私はシングストリートの方が好きだったなぁ。
音楽はとても良い。
めちゃくちゃ良い！！！
キーラナイトレイの美しすぎる歌声にぴったりだったし、歌詞も染みる。
落ち込んでる人に寄り添ってるけど元気をくれる、そんな歌ばかりだった。
どの歌も良かったけど、やっぱり最初にバーでギター一本で歌い上げたのが一番良かったな。
あとは子どもたちがコーラス入ってたやつ。
でも、ダンとグレタが一緒になって歌い出すまでの前置き?が長かったし、2人の関係性ももやるし歌以外の問題が多すぎて(妻の不倫、子との関係、同僚?との軋轢、はっきりしない元カレなど)こっちはもうお腹いっぱい。
こっちはそういうのより歌に集中したいのよ！！
最後も、キーラナイトレイの歌声の素晴らしさだけで1万売れたらやっぱり音楽の力だ！ってなったけど、結局売れてるラッパーに頼んでツイートしてもらったおかげでって…売れたくてやってるんじゃないからって1ドルで発売したのに…
それだったら売れるように曲アレンジしたりした元彼を責めることもできないのでは？
それに元彼も、髭を剃って自分が望んだ通りのアレンジ?で最後まで歌ってくれたら戻るつもりだったのかな？
ダンは家に戻ってそれこそbegin againだろうけど、グレタは何も始まってないというかむしろ振り出しに戻った感…
あの自転車に乗ってる横顔は確かにきれいだったけど、うーん、どうなんだろう。
私は音楽で食べていく！って決意の顔ではないだろうし、もう男には惑わされない！って顔なのか…
結局私の目にはダンにも利用されたようにうつってしまった。
ヘイリースタインフェルド最後まで歌わず。
ジェームズコーデンは通常運転だった。
なんやかんや書きながら、途中2人で同じ曲を聴きながらNYの街を歩いてる時のFor once in my lifeはめっちゃ良かった！
それこそザ映画のワンシーンみたいな。
ダンとグレタは親友と呼ぶにはお互い気持ちがありすぎだったと思うし、でも恋人でもないしじゃあどういう関係なのってそういうもやもやが一番合わない時に見てしまった私が悪いのかもしれない。
次はもっとすっきりしてて集中できる時に見よう。
2回目のクビの時は、ダンはちゃんと会社の絵を持って帰ったかな？
