新年一発目映画館。
故・中村勘三郎さんの芝居をみるのははじめてだったのだけど、噂にたがわぬ、魅力と技とをあふれんばかりに持っている方だった。こうしてスクリーンで拝見できる機会があるというのはほんとう…
人の死を渇望する棺桶屋である凡人が、機転をはたらかせきったゆえに!、義賊として名高い鼠小僧の運命を背負わされてゆく。
徒花として、仮想の美しさのなかで散り満ちてゆく。
今宵の第九よろしく、これで…
南座新開場のお練り見物、顔見世観劇、と歌舞伎にはまりつつある今日この頃。映画館でのシネマ歌舞伎鑑賞。面白かった!劇場もたくさんのお客さんで笑い声に包まれてとてもいい空間でした。あの人もこの人も亡くな…
>>続きを読むシネマ歌舞伎公開が2005年の1月で、舞台は2003年8月、歌舞伎座。
10年前やん、皆若いはずや。
勘太郎さん(現・勘九郎)、ええ役者になりはったなぁ。
えっと、実は途中で意識とんでしもて…
歌舞伎ってこんな感じアリなんだ?!
と、歌舞伎素人でもびっくり楽しめる作品でした。
物語は野田秀樹作演のもの。
とにかくテンポがよく、笑わせてくれながら、グッとつかむところ掴んでくる。
カット割…
こたびの熱狂はずばり義賊鼠小僧。
ふとした思いつきでまたしてもただの小市民が祭り上げられ、役目が人を作るのか、人が役目を作るのか。
野田秀樹らしい言葉へのこだわり、白洲の大人数観衆、舞い散る雪と大判…