Maoryu002

ロック・ザ・カスバ!のMaoryu002のレビュー・感想・評価

ロック・ザ・カスバ!(2015年製作の映画)
2.7
マネージャーのリッチー(ビル・マーレイ)と歌手ロニー(ゾーイー・デシャネル)は米軍慰問コンサートでアフガニスタンへ飛ぶがロニーが金を持って逃げ出す。リッチーは傭兵ボンベイ(ブルース・ウィリス)らと武器輸送の仕事に就くが、少女サリーマに出会い、その歌の才能に確信を持ったリッチーは彼女をオーディション番組に出演させることにする。

なんとも評価が難しい映画だ。
なかなか楽しめる映画ではあるが、後半のシリアスなテーマを訴えるにしては、全体的にあまりに荒唐無稽で無理があるストーリーだった。
ビル・マーレイの出演や、序盤の軽い展開から、当然に笑いを期待してしまったが、後半は突然民族や女性の権利といった社会問題を投げかけられるのだから戸惑ってしまう。
かつての名監督バリー・レヴィンソンには期待していたのだが・・・

キャストについてもブルース・ウィリスを出演させた意味がよくわからない。別に活躍もしないし。
そして、「あの頃ペニー・レインと」で音楽の女神だったケイト・ハドソンが、貫禄あるおばさんになってしまっていた。涙

リッチーが過去の(ニセの)栄光を語る中でスザンナ・ホフスやスティーヴィー・ニックスの名前が出てきたのは懐かしくて嬉しかった。
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